拾った貝殻とUVレジンで!キラキラかわいい夏休みの工作
夏と言えば海水浴ですが、砂浜に行くとつい貝殻を拾ってしまう……という人も多いのではないでしょうか。
巻貝も二枚貝もとても形がかわいいので、私も集めるのが大好きです!
しかしその貝殻、集めて置いておくだけではもったいないです。
UVレジンを使って工作すれば、キラキラかわいいアクセサリーやインテリアが簡単に作れちゃいます。
今回は、夏休みの宿題にもおすすめな、レジンと貝殻を使った工作のやり方について解説いたします!
もくじ
まずは貝殻の漂白・除菌
砂浜で拾った貝殻は汚れていたり付着物が付いていたりするので、工作の前に漂白と除菌を行います。
ご家庭にある衣類用かキッチン用の漂白剤があれば、簡単にできます。
以下、やり方の説明です。
①貝を水洗いして汚れを落とす
漂白剤を使う前に、落とせる汚れは水で洗い流して落としておきましょう。
身が付いている貝はこの段階で除去しておきます。
②容器に貝が被るくらいの水を入れ、漂白剤を入れる
容器は洗面器やバケツなど、家にあるものでOKです。
貝殻がしっかりかぶるくらいの水を入れたら、漂白剤をキャップ一杯入れます。
③そのまま30分程度放置する
漂白剤を貝に浸透させるために30分ほどそのまま置いておきます。
③水洗いをしてから、再度漂白剤に貝をつける
貝を水洗いして漂白剤と汚れを落とします。
頑固な汚れの場合は使い古しの歯ブラシなどを使って汚れを落としましょう。
その後、新しく溜めた水に漂白剤をキャップ一杯入れ、再度貝を浸します。
④漂白剤から出して水洗いし、丸一日水につけておく
漂白剤を水で洗い流してから、においを完全に取るために丸一日水につけておきます。
⑤においが取れたら乾燥させる
乾燥させないとカビが生えたりしてしまうので、しっかりと乾かしてから工作に使います。
貝殻のレジン工作に必要なもの
- 貝殻
- 穴あけ用のルーター
- 透明なUVレジン液ハードタイプ
- お好きな色のカラーレジン、またはレジン用着色剤
- UVライト(日光で固める場合はなくてもOK)
- ヒートンや丸カン
- 貝殻を装飾するラメやホログラム、シール、パールなど
- アクセサリー用の金具やフォトフレームなど
- クリアファイルの切れ端やシリコンマット
- オレンジスティックやつまようじ
- ヤットコふたつ(アクササリーにする場合)
UVライト以外なら100均で購入可能です。
以下、準備時に注意が必要な物について、それぞれについて詳しく説明いたします。
貝殻
海で拾ってきたもののなかで、形の良い物を選びましょう。
自然に穴が開いているものがあれば、穴開け作業をする必要がなくなるのでおすすめです。
あまりきれいな形の貝がなかった、貝殻を拾いに行っていないけど工作はしたい、という方には、100均で貝殻を買ってくるのがおすすめ。
こちらはセリアで購入した貝殻セットです。
左側のミニシェルパックパステルの方は、かわいらしく色付けされている小さな貝殻のセットです。
右側のセットはシェルバスケットという品名で、大小さまざまな形の貝が入っています。 穴が開いている貝もたくさん入っていました!
数えたら、16個中11個に穴が開いていました。
巻貝にも穴が開いているので、加工せずにこのままネックレスなどにしてもかわいくなりそうです。
100均に売っていなかった……という方は、ネットショップでのご購入がおすすめです。
穴あけ用のルーター
穴が開いていない貝をアクセサリーなどにする場合、自分で穴開けをしなくてはなりません。
しかし貝殻って固いので、キリやピンバイスを使った手動での穴あけは、とても時間がかかってしまいます。
そこでおすすめなのが、ダイソーで販売されている電動ミニルーターです。
電池式で動くタイプで、とても使いやすく硬い貝殻にも簡単に穴を開けることができます。
さすがに価格は100円とはいかず、600円しましたが(笑)、この値段でこの性能なら大変お得だと思います。
ただし、人気らしく品切れしているという声もちらほら聞こえます。
ダイソーで手に入らない場合は、少々お値段は高くなってしまいますが、ホームセンターやネットショップなどで購入してください。
透明なUVレジン液ハードタイプ
100均のハンドメイドコーナーで販売されています。
色のついていない透明なハードタイプのレジン液を用意しましょう。
夏休みの工作で使う場合は100均のレジン液で十分です。
日光で硬化させることを考えている場合は、速乾タイプのレジン液を選ぶとスムーズに作業が進みます。
しかし、誰かに作品をプレゼントしたい方や仕上がりにこだわる方は、ネットショップなどで販売されている高品質のレジン液を使うのがおすすめです。
以下のページでおすすめのUVレジン液を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
お好きな色のカラーレジン、またはレジン用着色剤
カラーレジンとは、あらかじめ色のついている便利なレジン液のことです。
貝殻を色付けするための、お好きな色のカラーレジンを何色か用意しましょう。
100均にさまざまな色のカラーレジンが販売されているので、まとめて何色か購入するのがおすすめ。
貝殻工作なので、青や緑、紫などが合いそうですね。
以下のページに、ダイソー、セリア、キャンドゥで購入できるカラーレジンの色見本が載っていますので、参考にしてみてください。
色合いにこだわりたい方は、レジン液を自分で好きな色に着色できる着色剤を使いましょう。
最近では百円均一でも何色か販売されていますし、ネットショップでは豊富なカラーバリエーションで展開されています。
UVライト(なくてもOK)
レジン液を固めるのに必要です。
ただし、時間はかかりますがUVレジン液は日光を当てても固めることができます。
天気がいい日で時間がある場合なら、ライトがなくても工作は進められるでしょう。
ですがUVライトでは1~3分で硬化するのが一般的ですが、日光だと5分から30分くらいかかります。
しかも何度も固める必要があるので、やはりUVライトがあった方が作業がスムーズでしょう。
ネットショップだと安いもので1,000円台で販売されているので、さくさく進めたい方は購入するのがおすすめです。
以下はおすすめのUVライトを紹介しているページです。
ヒートンや丸カン
アクセサリーにする場合に、貝殻の穴とアクセサリー金具を繋ぐ場合に必要な金具です。
ヒートンも丸カンも100均で販売されているはずです。
なお、貝殻は厚みがあるので、丸カンを使う場合はなるべく直系の大きいタイプを選びましょう。
8㎜以上だと使いやすいかなと思います。
貝殻を装飾するラメやホログラム、シール、パールなど
貝殻に乗せるお好きなパーツを用意してください。
ネイル用のパーツやラメ、ネイルシール、レジン封入用のパールやホログラムなどがおすすめ。
キラキラさせたい場合はラメパウダーは必須です。
100均のネイルコーナーとハンドメイドコーナーを回れば、かわいいものがたくさん見つけられるはずです。
こだわりたい方は、本物の小さな貝などを用意してもかわいいですよ!
小さな貝殻はさすがに100均にはないので、拾ったものかネットショップでの購入がおすすめです。
アクセサリー用の金具やフォトフレームなど
貝殻でどんなものを作るのかを考えた上で、必要な物を揃えます。
イヤリングやキーホルダー、ネックレスなどのアクセサリーを作りたい方は、それ用の金具を用意してください。
100均のアクセサリーコーナーに販売されています。
また、写真立てを作りたい方は貝殻が貼り付けできそうなシンプルなフォトフレームなどを用意しましょう。
貝殻に穴を開けるには?
100均のルーターを使えば、硬い貝殻にも簡単に穴を開けることができます。
ただし、ルーターはちょっと危ない工具なので、お子様に使わせる場合は必ず保護者の方が見守るようにしてください。
また、結構音がうるさくて最初はびっくりすると思いますが、そういうものだと思ってください(笑)。
穴あけのコツ
開ける位置は、あまり縁ギリギリにしてしまうと割れてしまうので、何ミリか内側に。
ルーターを当てて、掘るように手を小刻みに動かすと穴が開きやすいです。
貝殻の厚さにもよりますが、二分から五分くらいルーターを当てれば穴が開くはずです。
開いた穴にはヒートンを
アクセサリーやキーホルダーにしたい場合は、穴にはヒートンを差し込みます。
ヒートンが抜けない様に、貝殻の内側からレジン液を少量入れて硬化させましょう。
貝殻とレジンを使った工作のやり方
貝殻でレジン工作をする場合カラーレジンの青、水色を使って、貝の中にグラデーションの海を作るようし、その上にパールやラメなどを乗せるととてもかわいいです。
以下、そのやり方について詳しく説明いたします。
①青色のカラーレジンを貝殻に乗せる
全体には乗せずに、画像くらいの範囲に青色のカラーレジンまたは青色に着色したレジン液を乗せます。
②UVライトや日光で硬化する
UVライトの光を当てて、レジン液を硬化させます。
レジン液やライトの質などにもよりますが、だいたい数分程度で硬化するはずです。
日光に当てる場合、100均のレジン液だと5分~30分で硬化するそうです。
③水色のカラーレジン液を青色の上に乗せ、硬化する
硬化した青色のレジン液の上に、水色のカラーレジンを被せるように乗せて、広げます。
青色より一回り広めに水色のレジン液を乗せましょう。
深い部分が濃くなっている海のような色合いになります!
④透明なレジン液にラメを混ぜて、乗せる
キラキラさせたい場合は、透明なレジン液をシリコンマットやクリアファイルの切れ端の上に出し、ラメパウダーをつまようじなどで混ぜます。
多めだとキラキラ派手な感じに、少なめだとシンプルでかわいい感じになると思います。
⑤パールやチャームなどを乗せてから固める
ラメを混ぜたレジン液を貝殻の上に乗せた後、その上からパールやチャームなどをお好きなように乗せます。
私はパールとネイルパーツのくらげと貝を乗せてみました。
パーツを乗せたら、UVライトや日光でレジン液を固めます。
⑥透明なレジン液を乗せて固める
コーティングのために、透明なレジン液を全体に被せるように乗せてならし、UVライトで固めます。
⑦完成!
貝殻の中に小さな海ができました!
ラメでキラキラしている上に、パールやネイルパーツでゆめかわな感じに。
バリエーションいろいろ!貝殻の中のデザイン
①色を変えて
作り方を説明した時は、青と水色を使って海を作りました。
スタンダートな海の色になりましたが、他の色を使ってみてももちろんOK!
真ん中は青と水色ですが、左側は緑と黄緑、右側は紫と水色を使ってみました。
ピンクやオレンジを使ってもかわいくなると思います。
自分の好きな色で試してみてください!
②乗せるものを変えて
星の砂と本物の小さな貝殻を使って、貝殻の中にリアルな海を作ってみました。
キラキラ感はないですが、爽やかでかわいいと思います。
キーホルダーなどにすれば男の子向けにもできそうです。
③上級編、海塗り
カラーレジンの白や着色剤の白を使えば、まるで水面の模様のようにすることができます。
海塗りはそんなに難しくはないですが、ちょっとコツがいります。
やり方は以下のページを参照にしてください。
貝殻とレジン液で作れるものの例!アクセサリーやインテリアなどなど
レジン貝殻でこんなものが作れるよ!という例をいくつかご紹介します。
以下で紹介した物のほかにも、リースや風鈴、しおりなど、様々な物を作っている方がいらっしゃいました。
インスタなどで検索すると出てくるので、ぜひ探してみてください。
また、アクササリー金具を接続する場合は、丸カンなどを使います。
使い方は以下のページを参考にしてください。
イヤリングやピアス
100均で販売されているイヤリング金具やピアス金具と丸カンがあれば、貝殻がかわいいイヤーアクセサリーに早変わり!
ネックレス・ペンダント
大きめの貝殻はネックレスやペンダントにおすすめ。
穴があらかじめ開いている貝殻だとやりやすいです。
その場合、丸カンを使ってネックレスチェーンとつなげるとよいでしょう。
ヘアピンやヘアゴム
台座のついたヘアピンやヘアゴム金具が100均にあるので、それにレジン液で加工した貝殻を貼り付けるだけで、夏らしいヘアアクセサリーができちゃいます!
ピンとゴムで、セットで使ったらとてもかわいいと思います。
キーホルダー
子供が日常的に使いたい場合は、ランドセルやお家のカギなどにつけるキーホルダーがおすすめ。
学校にも持っていけますね!
クリップ
100均の大きめクリップに貝殻をくっつけるだけで、世界で一つだけのかわいいクリップに。
フォトフレーム
100均にシンプルなデザインのフォトフレームが販売されているので、それにぺたぺたと貝殻をくっつけましょう。
夏の旅行の写真を飾れば、拾った貝殻と共にいい思い出になりそうです。
時計
またまた100均のものが活躍。
ダイソーに手作り時計キットなるものが販売されているので、それを使います。
文字盤のところに貝殻を貼れば、オリジナルのおしゃれな時計の出来上がりです。
集めるだけじゃもったいない!レジンを使って拾った貝殻で楽しもう
私も小さい頃は、集めた貝殻はただ眺めて並べて終わっていたのですが(笑)、UVレジンを使えばかわいいものがたくさん作れます。
材料もほぼ100円均一で揃えられますし、夏休みに気軽に親子で楽しめるのではないかと思います!
宿題の工作や自由研究などに困った時にもおすすめ。
拾った貝殻で、ぜひ世界で一つだけのアクセサリーやインテリアを作ってみてくださいね!